もったいない習い方

 健太です。

 レッスン中、私が何らかの発声練習等を「やってみてください」と言ったとき、「難しくてできません」と言った生徒さんが以前いらっしゃいましたが、これはもったいないと思います。

 

 というのは、そもそもこちらは完璧にやってもらうことを期待していないからです。やってもらった結果、どの程度できるのか、あるいはできないのかというデータを得たいだけなのです。データを得て、「この生徒さんはAができるようになったから、Bをやってもらおう。Bができるならしばらくそれをやってもらい、できないならひねったAをやってもらおう」というようなことを考える訳です。つまり、データを指導に反映させる訳です。

 

 「できません」と言ってしまうとレッスンをより良いものにする機会を自ら逸することになるので、せっかくお金を払って頂いているのに、損をしてしまいます。

 

 実際にやってみてできない場合も勿論ありますが、それでいいのでとりあえずやってみましょうよ。その方が得ですよ。

 

 写真は最近扱えるようになったゴボウ。ゴボウの料理なんてベテランの主婦にしかできない、私には難しくてできないと思っていましたが、やってみたらできました。美味しかったですよ(きんぴらごぼう)。