八割の真面目と二割の手抜き

健太です。
 ピアノや声楽の世界では、一日でも練習を休むと勘が鈍る、腕が鈍(なま)ると言われることがあります。語学や将棋の世界でも同じことを言う人がいます。私個人は一日ぐらいならそこまで影響は無いように感じますが、毎日練習することが望ましいのは事実です。

 でもそうは言っても毎日練習することはなかなか難しいことです。特にお仕事を持っている方は難しいでしょう。時間が無かったり、疲れてやる気が出なかったり。色々な事情があると思います。

 そこで私は題の通り、「八割の真面目と二割の手抜き」を基本方針にすることをお勧めします。つまり最初から毎日練習することを目指さない訳です。「なるべく頑張るけど、毎日できなくても別にいいや」という気持ちで臨みましょう。そうすれば「毎日やると決めたのにできなかった自分は駄目だ」という敗北感に襲われることもありません。

 芸事は細く長く続けるのが理想です。習い始めて10日間は毎日2時間練習し、急に疲れてしまってもう全く練習しなくなる、というのが最悪です。それなら週に4、5日、一日20分でもいいから練習した方がずっといいです。

 ただ、毎日練習することに何の苦痛も問題も無いという人は毎日やってくださいね。(なお、写真は手抜きをイメージした、寝ている野良猫です。)